2015.01.07 update

関西にある美術館・博物館のおすすめ

京都や奈良、大阪など、歴史的価値の高い建築物や街が点在する関西には、実に様々な博物館・美術館が存在しています。今回は、休日に巡ってみたい、関西の美術館と博物館をご紹介したいと思います。

関西の美術館　おすすめスポット

京都国立近代美術館

京都国立近代美術館は、京都市左京区にある岡崎公園の敷地内に建つ、京都独自のモダンを実感できる美術館です。近代美術を中心として、国内外の絵画や版画、写真、デザイン、彫刻など多彩な作品が所蔵され、「京近美」などの実験的な試みも開催されています。西日本出身の作家の手による工芸作品や近現代絵画のコレクションが充実しており、その時々に合わせて、海外の作品や建築・デザインなども含め、様々な名作を展示しています。
また、子供向けのワークショップやイベントも開催しており、季節によっては夜間開園も開催するなど、新しい企画にも積極的です。
ガラス張りの箇所が多い建物は、すっきりとしたモダンなデザインが印象的で、入館料なしで利用できるカフェやショップは、府民の憩いの場となっています。

所在地：京都市左京区岡崎円勝寺町（岡崎公園内）
電話：075-761-4111
開館時間：9：30～17：00（入館は16：30まで）
休館日：月曜日（祝日の場合は開館・翌日代替休）／年末年始（12月26日〜1月5日）

細見美術館

細見美術館は、日本の古美術を中心とした展示を行う京都府の登録博物館です。この美術館は、毛織物で財をなした大阪の実業家・細見亮市とその長男・細見實、三代細見良行の細身家3代が収集した東洋古美術品を展示するために開設され、重要文化財指定物件、重要美術品認定物件を多数含むことで知られています。伊藤若冲をはじめとした江戸時代の絵画を中心に、縄文・弥生時代から江戸時代まで、ほとんど全ての時代にまたがる美術品がコレクションされており、一見の価値あり。
東山を一望できる「古香庵」は、数寄屋造りの凜とした佇まいの茶室で、前日までに予約をすると、茶の湯体験が楽しめます。

所在地：京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
電話：075-752-5555
開館時間：11:00～18:00
休館日：月曜日（祝日の場合は翌日）／展示替期間

国立国際美術館

巨大な幾何学のオブジェが印象的な国立国際美術館は、大阪市北区中之島にあるユニークな美術館です。収蔵品は、第二次世界大戦以後の国内現代美術を中心に、ピカソ、セザンヌなどの海外絵画作品も数多く収蔵しています。建物の設計は建築家のシーザー・ペリ。ピーターの手によるこの建物は、美術館の機能をすべて地下に納めるという独創的な造りになっていて、講堂・レストラン・ショップ・エントランスは地下一階、展示室・収蔵庫は地下2、3階にあります。また、国立国際美術館の旧館が万博公園にあったこともあり、中之島に移転した今もなお、岡本太郎氏の「太陽の塔」のグッズがショップでは定番アイテムとして人気だそうです。

住所：大阪府大阪市北区中之島4-2-55
TEL：06-6447-4680
開館時間：10:00～17:00（金曜日は19:00まで）
休館日：月曜日（祝日の場合は翌日）／展示替期間

関西には、ほかにも非常にたくさんの美術館・博物館があり、一週間かけても、主な美術館も周り切れないと言われています。休みや観光で美術館、博物館を巡る場合は、事前にチケットなどをしっかり準備し、綿密な巡回スケジュールを立てておくことをおすすめします。

関西の美術館　チケットはどこでとるのがお得？

美術館や博物館のチケットは、当日現地で購入するのが一般的です。しかし、ちょっと視点を変えるだけで、お得にチケットを手に入れられるってご存じですか？美術館や博物館の入館に際し、一度試していただきたいのが、金券ショップの利用です。大阪駅などの大きな駅近くにある金券ショップには、関西の美術館や博物館のチケットが数多く揃えられているため、お得な値段で入場券を購入することができます。また、事前にチケットが準備できていれば、現地に着いても心に余裕を持って入場できるというメリットもついてきます。
美術館・博物館へ足を向けるときは、現地に行く前に金券ショップにちょっとだけ寄り道してみてはいかがでしょうか。